REPORT3 特別インタビュー AQUOSは生活・環境そのもの より良い生活に役立つ存在でありたい
高いレベルの画質・音質、そして洗練されたデザイン。AQUOSの本当の魅力を知ってほしい。
テレビを超えたAQUOSの機能
米田 旬

「私たちはAQUOSというテレビを売っているのではありません。AQUOSは生活や環境そのものだと考えていますから、ここからお客様の生活を良くする提案をしていきたいのです」

そう話すのは、戦略商品企画センターの米田所長。もはや、テレビはテレビ局から放送される番組を映し出すだけの箱ではない。より良いライフスタイルの提案をするための”ツール”なのだという。

「まず、AQUOSには室内のインテリアとしての価値があります。そして、ネットワーク接続して外の世界と繋がれる強みを活かし、数々の情報やサービスを提供できる。かつてのテレビは売ってしまえばメーカーとしての仕事はほとんど終わったようなものでしたが、今は販売後もネットワークを通じてどんどん新しい価値を提供していくことができます。お客様には、サービスやサポートもAQUOSという商品の価値の一部なのだと思っていただければと願っています」(米田所長)

  • 戦略商品企画センター 所長 米田 旬
    戦略商品企画センター 所長
    米田 旬

さらに「AQUOSオーナーで良かった」と思ってもらおうと作られたのが、「AQUOSオーナーズラウンジ AQUOS.jp」というサイトだ。周辺機器との接続法、ネットワーク機能を活かしたシアターの使い方など、テレビとして必要な情報ももれなく紹介されているが、インテリアやエコロジーなど”テレビ機能の一歩先”を目指したコンテンツも充実している。そういったコンテンツを、ネットワーク接続されたAQUOS本体で楽しんでほしいと米田所長は話す。

「パソコンに向かうとき、人は15度くらい前屈みの姿勢をしています。でも、テレビであれば逆に15度くらい反ることになります。パソコンでもテレビでも同じコンテンツを見るのかもしれませんが、家にいるときくらいは、ソファなどに背中を預けてリラックスした状態で見てほしい」(米田所長)

オープン当初はPCで見るしかなかったが、2006年のインターネット対応機種の発売を機にオーナーズラウンジのコンテンツを充実させ、テレビで表示するための工夫を始めた。企画メンバーたちは奥さんや子どもたちにも体験させ、どのように楽しむのか画面作りの参考にしたこともあるという。

「『AQUOSのインターネット機能』はパソコンの代わりではなく、まったく別の価値を提供するものです。だから、画面などもパソコンライクである必要はありません。この画面を見ているお客様はソファでくつろいでいるかもしれないし、またはお料理をしながら見ているかもしれない。そんな生活シーンを想定しつつ、AQUOSのあり方を考えているのです」

WEBサービスとしては、シャープの全製品を対象としたオーナー向けのサイト「SHARP i CLUB」がある。購入したシャープ製品を登録しておくと自分の必要な情報だけをピンポイントで出してくれる「MY家電管理」や、WEB画面上で24時間修理を依頼できるなど、多彩なメニューが魅力だ。

「お客様の生活にとっては、スムーズな不具合対応も、より良い環境提案も、どちらも大切なことです。日常生活の中でそれぞれの製品をトラブルなく使っていただくということをベースに、シャープ製品同士の連携を強化するなど、サービスとしてユニークなものを提供できるといいですね。目指しているのは”シャープのファンになってもらうこと”ですから」(米田所長)

※掲載記事の内容は、取材時点での情報です。ただし、人物の所属および肩書きについては2012年9月現在の情報です。組織変更や異動等により変更となる場合があります。