「無限にある太陽の光で電気を起こすことを工夫すれば、人類にどれだけ寄与するか、はかりしれないものがある。」
創業者 早川徳次の言葉を原点とし、1959年に始まった、シャープの太陽電池開発。いまでは確固たる品質により、国内や海外、灯台から人工衛星などの過酷な環境下まで、幅広く採用されています。これからも多様なニーズにお応えし、新しいエネルギーとの関わり方を提案する、エネルギーソリューションをご提供します。
「電気を消費するモノをつくるメーカーの責任として、いつか電気そのものをつくる存在になりたい」。この決意のもと、シャープは1959年から太陽光発電に取り組んできました。住宅用だけではなく、灯台や人工衛星などの過酷な条件下で、また最近では、世界中のメガソーラー発電所などさまざまな領域で活躍しています。これは、まさに半世紀にわたる太陽電池の取り組みが世界中で認められ拡大してきた証拠。しかし、環境問題やエネルギー事情からすればまだ充分ではありません。シャープの歩みはさらに加速しています。
2012年、シャープはタイ・バンコク北方のロッブリ県に73MWの太陽光発電所を建設。約半世紀にわたる太陽電池の経験と技術の粋を結集し、システム設計から建設、メンテナンスに至るまでの一括契約体制で請け負いました。この経験を礎とし、ソーラー事業を通じた社会へのさらなる貢献を目指して、国内でも大規模ソーラー分野に参入。パートナー企業と共同出資する発電事業会社から委託を受け、2013年3月1日に商業運転を開始したシャープ多奈川太陽光発電所をはじめ、全国各地で太陽光発電所を建設しています。こうした取り組みによって、サプライヤーおよび施工会社という従来の枠を超え、発電事業者の視点からもプロジェクト全体をチェック。より多くのノウハウを培い、商品やサービスの開発にフィードバックすることで、お客様によりご満足いただける太陽光発電システムをお届けしています。
電気・電子・情報分野における世界最大の学会IEEE※4より、当社の太陽電池の取り組みが評価され、「IEEEマイルストーン※5」に認定されました。
これは電気・電子・情報・通信分野における技術革新の中で、工学上のユニークなソリューションを構築するとともに、地域社会や産業の発展に貢献し、かつ開発完了から25年以上経過していることが認定の要件となります。
今回の認定は、1959年から1983年にかけての 灯台用・宇宙用から住宅用に至る当社の太陽電池の商業化と産業化への取り組みが高く評価されたものです。
2005年の「電卓の先駆的開発(1964年~1973年)」に続いて、当社にとって2度目の認定となり、日本では14件目となります。