使えるようになるまで
お客さまの聞こえに合わせるには、時間をかけてトレーニングと調整を行い、機器をとおした聞こえ方に慣れていただく必要があります。
必ず最初にパーソナライズを実施してください。工場出荷状態のまま使用しても補聴器の性能は発揮できません。
快適にご利用いただくまでの流れ
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最初に「パーソナライズ」をして、お客様の聞こえに合わせた「設定データ」を作ります。
「設定データ」はフィッターが作成します。
その後、補聴器を使いながらチューニングリクエストを繰り返して、ご自身の聞こえ方の特性に合うように「設定データ」を調整していきます。
フィッターに直接相談して調整したい場合は、ビデオカウンセリング(要予約)をご活用ください。
まずは「目標音量」の70~80%ほどに設定します。
設定はフィッターが行います。
しかし、使い始めから目標音量100%に設定するとうるさく感じることがあります。
最初は装用の効果を感じる70%~80%ほどの音量からスタートして、トレーニングしながら音のある世界に慣らし、段階的に音量を上げていき、目標音量100%を目指します。
アプリを使って音量を調節することもできます。
自分の声や、生活音がある状態に、耳と脳を慣らしていきます。
家の中や静かな場所で、テレビの音を聞いたり、1対1で会話をするなどのトレーニングをしてください。

補聴器に慣れたら、チューニングリクエストをして「設定データ」の音量をフィッターに変更してもらいます。
STEP 1より少し大きく聞こえる音量に設定します。目安は目標音量の90%ほどです。
設定はフィッターが行います。
ステップ1よりやや賑やかな場所に活動範囲を広げてください(図書館や比較的静かな屋外など)。
複数人で会話をしたり、装用時間を延ばすトレーニングをしてください。
活動範囲が広がったら「シーン追加」をリクエストして、利用環境に応じた「設定データ」を作り、活用してください。
「設定データ」はフィッターが作成します。

STEP2のトレーニングに慣れたら、再度チューニングリクエストをして「設定データ」の音量をフィッターに変更してもらいます。
目標の音量(100%)に設定します。
設定はフィッターが行います。
活動範囲をさらに広げます。映画館のような大きな音がする場所やショッピングモールのような騒々しい場所でも聞きたい音が聞けるようになるよう、しばらくトレーニングを続けてください。
さまざまな環境で快適に使えるようになれば、トレーニング終了です。
各種サービスを利用するタイミング
メディカルリスニングプラグには、お客様に快適にお使いいただくためのフィッティングサービスがいくつかあります。下図はどの時期にどのサービスを利用していただくとよいかを示すものです。
トレーニングの進捗には個人差があります。図はあくまで目安です。
トレーニングの進捗具合いやフィッティングのタイミングなど、わからないことや不安に思うことがあれば、チャットを使ってフィッターにご相談ください。
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パーソナライズをやり直すと「設定データ」がリセットされます。パーソナライズをやり直す時はご注意ください。
転居や転職などで利用環境が大きく変わったり、ご自身の聴力に変化があった時は、改めてフィッティングとトレーニングを行ってください。
パーソナライズ、チューニングリクエスト、ビデオカウンセリング、シーン追加は、リモートフィットサービスの有効期間内であれば任意のタイミングで何度でもご利用いただけます。有効期間外は利用できません。
聞こえのトレーニング、アシスタント(チャット)は、いつでも無料でご利用いただけます。