ひまわり&おひさま
太陽に関係のある2つの技術で、洗濯と乾燥
フィボナッチ配列応用
ドラム式洗濯乾燥機 ひまわりガラス
ランドリーシステム事業部の若手チームが「ドラム式洗濯乾燥機の扉部分を工夫して、洗濯板のような効果が期待できないか」と試していたことが、発想のはじまり。洗濯板のようにスジ上の突起をつけても洗浄効果があがらず、困ったチームリーダーがネイチャーテクノロジーを使ってどうにかできないかと開発担当者に話を持ちかけてきた。そこで洗濯物にまんべんなく突起があたるようにするには、ランダムな配列がいいという話をし、ひまわりの種の配列(フィボナッチ配列)が適していると提案。試作したところ、すぐに効果として現れた。

- ※従来扉ガラスとひまわりの種の配列(フィボナッチ)応用扉ガラスで比較。従来扉ガラス(2011年度モデル:ES-V520用):洗いムラ1.76、ひまわりの種の配列(フィボナッチ)応用扉ガラス(2012年度モデル:ES-Z100用(ES-X12C同仕様)):洗いムラ0.84。当社基準による。
ネイチャーテクノロジーの採用で
パーツはここまで変わりました

応用 扉ガラス

(写真はパーツ例)
洗濯ムラ約50%低減※
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ひまわりの種の配列
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ひまわりの種の配列(フィボナッチ)
応用 扉ガラス
例えばこの凹凸の配列を、正六角形を隙間なく並べたハニカム構造のような突起にすると、洗濯物がある方向から来た時は全部あたるが、別の角度から来た時はあたる部分と全くあたらない部分ができてしまう。洗濯物にまんべんなく突起があたるようにするには、ランダムに配列する必要があった。
フィボナッチ配列なら突起にまんべんなく洗濯物があたり、洗濯ムラは50%低減。洗浄力は10%も向上できた。

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ハニカム配列では横から見た場合、突起にあたらない箇所がある。
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フィボナッチ配列では横から見た場合、スキ間がなく、まんべんなく衣類が当たる。
- ※従来扉ガラスとひまわりの種の配列(フィボナッチ)応用扉ガラスで比較。従来扉ガラス(2011年度モデル:ES-V520用):洗いムラ1.76、ひまわりの種の配列(フィボナッチ)応用扉ガラス(2012年度モデル:ES-Z100用(ES-X12C同仕様)):洗いムラ0.84。当社基準による。
お手本にした生物の
ココがすごい!
子孫繁栄のために、あるルールで並んでいるひまわりの種
種がびっしり詰まっているひまわりをよ~く見てみると、種が中心から外に向かって螺旋状に並んでおり、どのひまわりも同じ配列で並んでいることがわかります。まさかひまわりが自ら計算して種を並べるはずはなく、種を存続するために進化の過程の中で自然界が見出した効果的なパターンなのです。
この配列は「フィボナッチ配列」と呼ばれ、12世紀にイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見したということでこの名前が使われています。
この不思議な法則は、ひまわり以外にも、植物の葉や花びらの付き方、木の枝分かれ、更には台風の渦の形など自然界に沢山隠れています。
並んでいるひまわりの種
