Nature Technology No.402 rice イネ


葉を常に清潔に保つことで、
光合成の効率を上げるイネ
イネの葉は言わばお米をつくる工場のような役割を果たしています。お米をたくさん収穫するためには、光合成が盛んに行われる必要があり、葉に光が充分当たるようにすることがとても大切。細長い葉の形状も、水平ではなくピンと立っていることも全ては日陰をできにくくして、光を効率的に取り入れるため。
毎日おいしいお米がいただけるのも、こうした植物たちの生存本能のおかげ。ありがたく大切にいただかなければ…と思いますよね。
イネの葉の凹凸形状を
野菜室/冷凍室ケース底面に応用しました
気がついたら汚れが溜まっている冷蔵庫。お手入れのしやすさを実現するために、
お手本にしたのは自浄作用を持つイネの葉でした。

効果拭き取るだけの
簡単お手入れを実現
イネの葉には平行に伸びた葉脈、“平行脈”がある。イネの平行脈は葉先に向かってゆるやかに狭くなっており、これにより葉についた水滴が転がるように移動して、葉についた汚れと一緒に落ちていくのです。
このイネの葉の形状を野菜室と冷凍室の底面に応用。奥から手前に拭き取ることで、野菜くずが浮き上がるので、サッと拭き取るだけの簡単お手入れを実現しました。

ネイチャーテクノロジー採用 ケース底面
写真は野菜室の底面。一見するとわかりにくいですが、実は奥から手前にむかって、溝の幅が細くなっています。底にたまった野菜くずなどをふきんで奥から手前に拭き取ると、溝の幅からはみ出した野菜くずが浮き上がるという仕組みです。

- イラスト・写真はイメージです。