
【お客様事例】ずっと、ひそひそ話がしたかった
2023.12.14
シャープ公式noteに掲載されている「メディカルリスニングプラグ」に関する記事の抜粋です。
ある難聴のシャープ社員がメディカルリスニングプラグを使い始めて、仕事や暮らしはどのように変化したでしょうか?
ご興味をお持ちいただけた方は、末尾のリンクから、ぜひ記事全文をご一読ください。
ずっと、ひそひそ話がしたかった
最初は、補聴器を着けてスマホのアプリで聴力チェックだ。
週末の夜中だったと思うが、いろんなパターンの音を聞いて質問に回答し、データを送信した。
すると翌日ぐらいに、聴力テストの結果に合わせてフィッターが調整してくれたデータがアプリに送られてきたので、本体に登録。
準備は完了だ。
少しの緊張と大きな期待の間を揺れ動きながら、私は補聴器を耳に着けた。

小学5年生で難聴になってから数十年。
驚いた。
こんなにも周りに音があったなんて
換気扇がヒューと風切り音を立てて回っていた。
冷蔵庫がブーンと唸っていた。
電子レンジがチンと甲高く鳴っていた。
体温計が検温終了をピピピッと知らせていた。
子どもたちがドアを開け閉めする音にもドキッとした。
私の周りに突然、音があふれだした。
朝早く、まだ誰も出社していないオフィスでも使ってみた。
前は全く気づかなかったが、風切り音のような音がずっと鳴っている。
空調だろうか。
金属っぽい音が混じっているようにも感じる。
きっとこれまで聞こえていなかった高い周波数の音が、補聴器で聞こえるようになったんだろう。
気になることはチャットで相談した
風切り音は、アプリのチャットでフィッターさんに相談した。
設定データを調整してもらうと徐々に音は消えていった。

ペンが机にコツンと落ちた時、補聴器から聞こえる音が一瞬飛ぶこともあった。
オンライン会議の機器をカチャカチャとセットしたり、ドアをバンと閉めたりした時にも同じことが起きた。

相談すると「利用シーンによっては衝撃音抑制が働いている」と教えてくれ、調整してもらってこれも改善した。
「メディカルリスニングプラグ」を購入した人は、最初はきっと補聴器初心者の私と同じように「思っていたのと違う」と悩むだろう。
でも調整をしていったら、自分好みの聞こえ方にどんどん変わっていく。
フィッターさんに気になることは全部伝えて、細かすぎるかなと迷う疑問も全部聞いて、自分好みに変えてもらったほうが断然いい。
だってお金を払って買ったんだから、その分、元を取りたいじゃないか。