今後、ブロードバンド通信やモバイル通信、ホームネットワークなどを取り込んだ次世代ネットワーク(NGN)に、放送インフラを統合する動きが世界中で進んでいきます。テレビは、単に放送局から送られてくる信号を表示する装置ではなく、家庭における「情報の窓」としてさらに重要性を増し、これまで以上に高い表現力やインテリア性が求められます。 こうした中、シャープは、2007年8月に画質、薄さ、環境性能で従来機を大幅に上回る、厚み20mm(主要ディスプレイ部)の液晶テレビ試作機を発表しました。今後も、ディスプレイの基本性能をさらに高めるとともに、業務・資本提携したパイオニア株式会社と液晶テレビ用の音響システムを共同開発するなど、液晶テレビの一層の進化をめざしていきます。さらに、インフラの高度化やコンテンツの多様化を見据え、ネットワーク技術やインターフェイスの強化も図ります。これらの取り組みにより、液晶テレビの表現力やインテリア性、操作性を高めていきます。 今後も、21世紀のデジタル映像文化を担い、生活空間を一新する液晶テレビを創出していきます。