導入事例

「御所浦恐竜の島博物館」のオープンに伴うフェリー利用客の増加で、駐車場不足に。

フェリーターミナルがある棚底港には、旅客待合所前に約100台駐車できる市営駐車場を設置し、運営してきました。ところが、2024年3月に「御所浦恐竜の島博物館」がリニューアルオープンしたことで、フェリーの利用客が急増。ゴールデンウィークには駐車場が不足する状況になりました。そこで、翌年の同時期に間に合うように、これまで繁忙期の臨時駐車場として活用していた場所を、第二駐車場として整備することが急務となりました。

チケットレス、ゲートレス、ロック板レスで選定。
在車センサーはワイヤレスで配線工事が不要。

既存の駐車場では、発券機にチケットが詰まったり、ゲートバーとの接触があったりと、トラブルにより夜間でも管理職員が現場に急行せざるを得ないことがありました。そのため、チケットレス、ゲートレスを条件に探していたところ、シャープのセンサー式駐車場システムを見つけました。フラップ（ロック板）式と違って、砂利敷き駐車場でも設置でき、通信ケーブルの敷設も不要で工事が簡単な点も評価。また、機器はリースで導入でき、クラウドの管理システムも月額使用料の契約のため、備品の購入を伴わず、早期の導入がしやすかったことも決め手でした。

入出庫トラブルの回避で職員の負担が軽減。
カメラ映像や稼働状況を遠隔で確認できる。

設置工事もスムーズで、混雑するゴールデンウィークにも間に合うかたちで導入でき、フェリー利用客の皆さまにご不便をおかけすることなくご使用いただけました。チケットレス、ゲートレスのため、入出庫トラブルも回避でき、管理職員の対応負担もなくなりました。カメラ映像は、出庫時の確認画面に車両画像を表示して精算ミスを予防するほか、離れた市役所からの現場確認や未払い車両の特定でも役立ちます。また、クラウドの管理システムで稼働状況を把握できるのも運用するうえで便利です。

集計データの活用で一層のサービス向上へ。
将来的に車番認識システムの導入も検討。

管理システムの集計で、ゴールデンウィーク最終日が最も利用者が多いことなどがわかったので、今後のサービス向上に役立ててまいります。また将来的には、第一駐車場へご提案いただいている車番認識システム^※の導入も検討したいと思います。

※出入口にカメラを設置し、ナンバープレートを撮影/車番認識して入出庫を管理するシステム